EXCEL20 627型|ジャノメミシン修理|はずみ車が重く下糸が上がってこない(縫えない)

今回のミシン修理は、栃木県那須烏山市より、全国宅配ミシン修理にて、ご依頼をいただきました、ジャノメミシンのエクセル20(627型)です。

事前にお伺いしている症状は、

  • はずみ車が重く下糸が上に上がってこない(下糸を拾わない、下糸をすくわない症状です。)
  • 針が進まず、はずみ車を手で回すと硬く回りにくい

ミシン修理|栃木県那須烏山市

ジャノメミシン修理|エクセル20|はずみ車が回らない、縫えない、下糸が上がらない
JANOME EXCEL20 家庭用ミシン(水平釜、フットコントローラー式、自動糸通し)


◎ミシン到着時の画像です。

お母様が長年ご愛用のミシンと伺っております。

EXCEL20は年数が経過しているミシンですので、全体的な汚れやグリスの劣化、サビなどが生じておりますが、ご使用年数を考えると綺麗で、これまで大切に保管、ご使用のことと存じます。

初期動作チェックでは、はずみ車が重く硬いことと、はずみ車を1回転させるとガックンと部品が何かを登ったような感覚があることを確認しました。(ギア割れなどに多い症状です。)

しっかりメンテナンス修理させていただきます。

下糸が上がってこない|EXCEL20

ジャノメミシン エクセル20の全体オーバーホールメンテナンス修理
釜や送り歯、下軸、タイミングベルト、フットコントローラー内部、上軸などミシン内部の様子です。

糸絡みや布ほこり、動作に影響のあるサビを取り除き、内部清掃・注油・グリスアップ・調整とミシン全体のメンテナンスを実施します。

今回「はずみ車が重く回りにくくなった」原因は、全体的な油切れのほかに、ギアの溝にベルトの汚れやほこりが詰まったことによるものです。

下糸が上がってこず縫えなくなってしまった原因は、負荷がかかったことによるタイミング不良(釜ずれ)ですが、総合的に考えると今回のギアへの溝が起因していると存じます。

全体的なメンテナンスを行いながら不具合を一つずつクリアにしていきます。

その他、針板や釜の傷研磨、金属酸化などによる糸抜け不良の解消、糸調子の調整などを行い、メンテナンスや修理作業を完了した現在はスムーズに動作するようになり綺麗に縫い上げております。

ミシン修理完了です(*・ω・)ノ

≪今回のミシン修理作業内容≫

  • メーカー|ジャノメミシン(家庭用ミシン)
  • 機種名|EXCEL20(エクセル20)
  • 型番|627型
  • 故障内容|はずみ車が重く硬い、下糸が上がってこない(縫えない)
  • 修理内容|釜ずれの修理、針板や釜の傷研磨、糸抜けをよくする処理、針基線のずれ調整、フットコントローラーの内部メンテナンス、ミシン全体のメンテナンス

・ミシンの調子が悪い!?と感じたら、まずはお気軽に相談下さい。

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