今回のミシン修理は、宮崎県児湯郡より、全国宅配ミシン修理にて、ご依頼をいただきました、JUKI電動ミシンのCoudre(HZL-20)です。
事前にお伺いしている症状は、
- 返し縫いすると下糸が「鳥の巣」のようになってしまう
- 糸調子の調節が以前よりも困難になったような気がする
- 足ゴムが1個なくなった
- ミシンの全体メンテナンスをご希望
ミシン修理|宮崎県児湯郡
◎ミシン到着時の画像です。
ご依頼者様が大学生のころからご愛用のミシンです。
年数が経過しているミシンですので、ミシン全体の汚れや布ほこり、経年による劣化などはありますが、サビは軽微なもので、これまでも大切にミシンを保管、ご使用のことと存じます。
しっかりメンテナンス修理させていただきます。
全体メンテナンス|Coudre(HZL-20)
↑針板・内釜・前パネルなどを外したミシンの分解画像です。
やはりグリスは劣化してゴムのようになっています。
糸絡みや布ほこり、動作に影響のあるサビを取り除き、内部清掃・注油・グリスアップ・調整とミシン全体のメンテナンスを実施します。
ミシン内部の様子
↑ミシン内部の様子です。
◎今回、返し縫い時に布の裏側で糸が鳥の巣のようになってしまったのは、送りの不具合(固着)です。
送りが固着し機械的に連動していません。
◎その他の不具合としては、下糸が綺麗に巻けない(固定ネジが外れかかっている)、上下の糸調子不良、針板や釜の傷、糸抜けにかかわる部分へのサビや金属酸化です。
足ゴムはミシンを安定させるための調節が行える部分の部品がなくなっていました。
バネと固定部品を追加します。
◎ミシン修理作業を完了した現在はスムーズに動作するようになり、綺麗に縫い上げております。
ミシン修理完了です。
≪今回のミシン修理作業内容≫
- メーカー|JUKIミシン
- 機種名|Coudre
- 型番|HZL-20
- 故障内容|返し縫いすると下糸が「鳥の巣」のようになってしまう糸調子の調節が以前よりも困難になったような気がする、足ゴムが1個なくなった
- 修理内容|送りの不具合(固着)の解消、上下の糸調子の調整、針板や釜の傷、糸抜けにかかわる部分へのサビや金属酸化の解消、足ゴムの追加、全体メンテナンス
・ミシンの調子が悪い!?と感じたら、まずはお気軽に相談下さい。
小さなミシン修理専門店
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