今回のミシン修理は、東京都昭島市より、全国宅配ミシン修理にて、ご依頼をいただきました、brotherコンピューターミシンのテンディ7000(ZZ3-B893)です。
事前にお伺いしている症状は、
- 下糸巻きが出来なくなった(下糸を巻こうとするとエラー音が鳴り「確認してください」と液晶に表示される)
- 下糸の糸調子が緩い
- 返し縫いボタンの反応がしずらい
ミシン修理|Tendy7000
◎ミシン到着時の画像です。
3年ほど前にオークションで購入されたミシンと事前にお伺いしております。
年数が経過しているミシンですので、全体的な汚れやほこりなどはありますが、駆使されてきたミシンではないと存じます。
ミシン到着時の初期動作チェックで一番気になったことは、針の位置が正常ではないことです。これは部品破損が原因です。
しっかりメンテナンス修理させていただきます。
全体メンテナンス|ZZ3-B893
↑液晶パネル・内釜などを外したテンディ7000(ZZ3-B893)の分解画像です。
糸絡みや布ほこり、動作に影響のあるサビを取り除き、内部清掃・注油・グリスアップ・調整とミシン全体のメンテナンスを実施します。
ミシン内部の様子
↑ミシン内部の様子です。
◎今回「下糸が巻けなくなった(エラーが生じ液晶に「確認してください」のメッセージが表示)」の原因は、サビによりセンサーが正常に動作しなくなったことです。
センサーを磨いて位置を調整し、正常に反応するようにします。
その他の不具合としては、
コードリールの奥側でしたのでご依頼者様は気付かなかったかもしれませんが、電源コードの配線がむき出しなこと、上記した針位置を決める部品の破損、模様縫い時の送り固着、異音です。
◎糸調子の調整、返し縫いボタンを含むボタン類のメンテナンスを含めミシン修理作業を完了した現在は各部スムーズに動作し、綺麗に縫い上げております。
ミシン修理完了です(*・ω・)ノ
≪今回のミシン修理作業内容≫
- メーカー|ブラザーミシン(コンピューターミシン)
- 機種名|TENDY7000(テンディ7000)
- 型番|ZZ3-B893
- 故障内容|下糸が巻けない、返し縫いボタンの反応が悪い、下糸が緩い
- 修理内容|センサー修理・ボタンスイッチの修理、部品破損の補修、糸調子の調整、糸抜けをよくする処理、異音解消、全体のメンテナンス
- 同型番の製品名|LeMIEUX7000(ルミュー7000)
・ミシンの調子が悪い!?と感じたら、まずはお気軽に相談下さい。
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