今回のミシン修理は、東京都中野区より、全国宅配ミシン修理にて、ご依頼をいただきました、ジャノメ刺繍機内蔵型コンピューターミシンのセシオEX-Ⅲ(9201型)です。
事前にお伺いしている症状は、
- 下糸が巻けなくなった(下糸を巻く軸が回転しない)
- ミシン全体のオーバーホールメンテナンス希望
ミシン修理|セシオEX-Ⅲ
◎ミシン到着時の画像です。
セシオEX-Ⅲは年数が経過していることもありますが、よくミシンをお使いになっていた時期とミシンを使わなかった保管期間があったと思われ、ミシン全体のサビや汚れ、布ほこりが多いです。
修理前の初期動作チェックでは、セシオEXシリーズでは比較的多い不具合ですが、スタート・ストップボタンの反応が悪く、動かなかったり、止まらなかったりすることを確認しました。
しっかりメンテナンス修理させていただきます。
下糸が巻けない
糸絡みや布ほこり、動作に影響のあるサビを取り除き、内部清掃・注油・グリスアップ・調整とミシン全体のメンテナンスを実施します。
◎今回「下糸が巻けなくなってしまった」原因は2つあり、
1つは下糸を巻く軸の固着、もう1つは下糸を巻く軸と連動するメイン基板に内蔵されているセンサーの誤作動です。
固着を解消し、センサーは分解しメンテナンスを行います。
下糸を巻くゴム輪は偏摩耗しておりカタカタ異音がするため交換します。
上記した「スタート・ストップボタンの反応不良」は、ボタン内部にあるスイッチの破損です。スイッチを交換します。
◎その他、針板や釜の傷研磨、糸調子の調整、送りの固着解消、糸抜けをよくする処理などを行い、メンテナンス修理作業を完了した現在は下糸も正常に巻けるようになりスムーズに動作し綺麗に縫い上げております。
ミシン修理完了です(*・ω・)ノ
≪今回のミシン修理作業内容≫
- メーカー|ジャノメミシン(刺繍機内蔵型の家庭用コンピューターミシン)
- 機種名|SECIO EX-Ⅲ(セシオEX-3)
- 型番|9021型
- 故障内容|下糸が巻けない
- 修理内容|下糸巻き装置の固着解消、ゴム輪の交換、センサーの修理、スタート/ストップボタンの交換、糸調子の調整、ミシン全体のメンテナンス
- SECIO EX-Ⅲその他の症状(初期セット未終了エラー)・修理実績はこちら!
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