今回のミシン修理は、東京都国分寺市より、全国宅配ミシン修理にて、ご依頼をいただきました、ジャノメ電子ミシンのβdeluxe(ミシンの型番は655型)です。
事前にお伺いしている症状は、
- ミシンの使用中に糸(下糸)が大量に絡み針が折れてしまった
- 絡まった糸を取り出し折れた針を外して新しい針を取り付けようとしたところ針が奥まで入らなくなってしまった
ミシン修理|βdeluxe Model655
◎ミシン到着時の画像です。
βdeluxeは年数が経過しておりますので、これまでのご使用による汚れや布ほこり、保管時のサビなどはございますが、これまで大切にミシンをご愛用のことと存じます。
初期動作チェックでは、
- 返し縫いレバーを押しても返し縫いしない
- 実際に選択した縫い模様と異なる模様が縫われてしまうことを確認しました。
しっかりメンテナンス修理させていただきます。
ミシンのメンテナンス|ジャノメ655型
ミシン内部の布ほこりや糸絡みを取り除き、内部清掃・注油・グリスアップ・調整とミシン全体のメンテナンスを実施します。
◎今回「糸絡みのあとに針が奥まで入らず交換出来なくなってしまった」原因は、負荷がかかったことによる針抱き(針を取り付ける部品です。)自体の変形と、針抱きと合わさる部品の変形です。
一度部品を取り外し正常に針が取り付けられるように矯正します。
上述した返し縫いしない、模様選択の不具合は固着によるものです。
◎その他、針板や釜の傷研磨、糸抜けをよくする処理、糸調子の調整などを行い、メンテナンス修理作業を完了した現在は各部スムーズに動作し綺麗に縫い上げております。
ミシン修理完了です(*・ω・)ノ
≪今回のミシン修理作業内容≫
- メーカー|ジャノメミシン(家庭用電子ミシン)
- 機種名|βdeluxe(ベータ デラックス)
- 型番|655型
- 故障内容|針が奥まで入らない、正常に縫えない、返し縫いしない、選択した模様が縫えない
- 修理内容|針抱きに関連する部品の修理、ミシンの固着解消、針板や釜の傷研磨、糸抜けをよくする処理、糸調子の調整、ミシンの全体メンテナンス
・ミシンの調子が悪い!?と感じたら、まずはお気軽に相談下さい。
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