今回のミシン修理は、東京都八王子市よりご依頼をいただきました、BERNINA製コンピューターミシンのホリデーヌ1241(日本国内ではリッカーが販売したミシン)です。
事前にお伺いしている症状は、
- 返し縫いのボタンを押しても後ろでなく前に布が進んでしまう
ホリデーヌ1241のミシン修理
ミシンお預かり時の初期動作チェックでは、返し縫いボタンを押しても布が前に進んでしまう不具合のほかに、
- 直線縫い以外の模様が縫えない(例えば、ジグザグを選択しているのに直線縫いになる)
- 針基線がずれている(中基線でも真ん中に針がこない)
- 異音
が、生じております。
しっかりとメンテナンス修理させていただきます。
オーバーホール・メンテナンス
糸絡みや布ほこり、動作に影響のあるサビを取り除き、内部清掃・注油・グリスアップ・調整を行いながら、時間をかけステップモーター、連動して動く駆動部を滑らかにする作業を実施します。
返し縫いしない|布送り
↑ミシン内部の様子です。
今回「返し縫いボタンを押しても返し縫いせず、布が前に進んでしまった」原因は、布を送るステップモーター自体の固着とモーターと連動する機械的な部分の固着です。
直線縫い以外の模様が縫えない、針基線がずれている症状に関しても、上記同様に「振り幅側」のステップモーターの固着が直接的な原因です。
ミシンの異音に関しては、モーターへのサビとグリス劣化によるものです。
その他、糸調子の調整、針板や釜の傷研磨、ロングステッチ機能(しつけ縫い)の固着解消、糸抜けをよくする処理などを丁寧に行います。
◎詳しい修理作業の内容は直接ご依頼者様へ報告しますが、作業を完了した現在は不具合も解消しスムーズに動作し綺麗に縫い上げております。
≪今回のミシン修理作業内容≫
- メーカー|RICCARミシン(コンピューターミシン)
- 機種名(型番)|Holidaynu1241(ホリデーヌ1241)
- 故障内容|返し縫いボタンを押しても返し縫いしない(布が前に進んでしまう)
- 修理内容|送り&振り巾ステッピングモーターの固着解消、機械的な固着の解消、針板・釜の傷研磨、糸調子の調整、ミシン全体のオーバーホール・メンテナンス
ミシン修理完了です。
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