今回のミシン修理は、京都府京都市より、全国宅配ミシン修理にて、ご依頼をいただきました、brotherコンピューターミシンのSENSIA210(ミシンの型番はCPV73シリーズ)です。
事前にお伺いしている症状は、
- 糸が絡まる
- 糸が切れる
- 針が曲がる
- エラーメッセージが頻繁に表示される(E6エラー)
ミシン修理|京都府京都市
◎ミシン到着時の画像です。
事前にお伺いした内容から、こちらのSENSIA210(CPV73)は大学内でお使いのミシンだと存じます。
色々な学生の方が使われると思います。
釜の傷はかなり深く、ミシンを動作させると、すぐに異音(重くミシンが動きにくい音)が発生します。(E6エラーが発生)
しっかりメンテナンス修理させていただきます。
全体メンテナンス|CPV73(SENSIA210)
↑ランプカバー、内釜、前パネルなどを外したミシン(CPS73)の分解画像です。
糸絡みや布ほこり、動作に影響のあるサビを取り除き、内部清掃・注油・グリスアップ・調整とミシン全体のメンテナンスを実施します。
ミシン内部の様子
↑ミシン内部の様子です。
今回「エラー(E6)が発生した」原因は、軸と金属メタルの固着(主に焼き付きです。)です。
焼き付いた部分を剥がし、綺麗に洗浄し特殊なグリスを塗り込み対策を行います
糸絡み、糸切れ、針が曲がるに関しては、
釜の深い傷、糸調子不良によるものですが、なぜ深い傷が釜に入ったかの原因は、過度な厚地縫いや適正な針や糸を使わなかった他に、画像左下の「針板カバー」にあるはずの部品がなく、すべり板もありません。(すべり板があっても部品がないので取り付けられません。)
このことも原因の一つと推測します。(例えば布が釜に食い込んでしまうなど)
◎詳しい修理内容は直接ご依頼者様へ報告しますが、作業を完了した現在は各部スムーズに動作するようになり、綺麗に縫い上げております。
ミシン修理完了です(*・ω・)ノ
≪今回のミシン修理作業内容≫
- メーカー|ブラザーミシン(コンピューターミシン)
- 機種名|SENSIA210
- 型番|CPV73
- 故障内容|糸が絡まる、糸が切れる、針が曲がる、エラーメッセージ(E6)が頻繁に表示される
- 修理内容|軸・金属メタルの焼き付き修理、ミシン部品欠損の修理、送りステップモーターの固着解消、釜の傷研磨、糸調子の調整、糸抜けをよくする処理、全体メンテナンス
- 同型番(CPV73)の製品名|S41-GF
・ミシンの調子が悪い!?と感じたら、まずはお気軽に相談下さい。
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